岩手県盛岡市にて開催いたしました「第28回全聴教シンポジウム東北大会」はおかげさまで成功裡に幕を閉じました。

 記念企画では、「考える力」「対話力」をテーマとした講演があり、その内容についてワークショップを通して共通理解を深めることができました。

また各分科会でも、それぞれのテーマに沿って討議を深めることができ、閉会式でも「とても充実した研究会になった」との報告が相次ぎました。

これもひとえに、参加者の皆様と、気持ちも一体になって、同じ目的に向かって研修をふかめていったことの成果ではないかと思っております。このシンポジウムでの学びをそれぞれ学校現場に持ち帰って、日々の実践にいかしていただけたら嬉しく思います。

 今年は、会場のあちこちで、参加者の新しい顔が見られたシンポジウムでもありました。今年度の全国聴覚障害教職員協議会による現勢調査では、聴覚障害教職員の人数が、500名の大台に乗りました。

「いろいろな先生がいて、いい」

全国各地から集まり、いろいろな考えを聞き、見聞を広められるこのシンポジウムは、今後も皆様と共に大事にしていかなければと、思いを新たにしています。

 きこえない子どもたちの「夢」を後押しできるように、私たちも自らの夢を大事にし、頑張っていきましょう。

 最後になりましたが、この3日間の大会運営とそのための諸準備に取り組んでくださった北海道・東北地区聴覚障害教職員懇談会、また岩手県立盛岡聴覚支援学校の先生方、関係各位に心からお礼を申しあげます。

ありがとうございました。

会長 木村美津子