宮城松島大会タイトル

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会 期

令和6年8月3日(土)~4日(日)

会 場

パレス松洲
松島町文化観光交流館アトレ・るHall

ご挨拶

全国聴覚障害教職員協議会
会 長 松本 大輔

 今から30年前の夏、全国聴覚障害教職員協議会はここ松島にて産声をあげました。あれから年月が流れ、こうして30周年を迎える節目の年に、思い出の松島にて再びシンポジウムを開催いたします。皆様のご支援にて今日この日を迎えられましたことに、心より厚く感謝を申し上げます。

 あれから30年―、私たちろう・難聴教職員を取り巻く教育環境は大きく変わってきています。ろう学校・聴覚支援学校における情報保障の整備が進み、ろう・難聴教職員が研修を受けたり会議で発言したりできるようになりました。喜ばしいことに、学校管理職として活躍するろう者・難聴者もおられます。ただ、一方で、ろう学校における児童生徒数の減少現象が全国的に広がっており、ろう学校の単独存続が懸念される局面も現実問題になってきています。また、人工内耳装用児童生徒の増加、手話の表現形態の多様化が進んでおり、そのことによってこれまで以上にろう学校の指導上の専門性が求められています。今こそ、ろう・難聴教職員の役割がより熾烈に問われているように思われます。

 ろう教育界における課題の多様化をふまえまして、これまでの全聴教のあゆみに焦点をあてながらろう教育の今後について有識者からご提言いただく「30周年記念パネルディスカッション」、5つのテーマに沿って研修していただく「研究協議分科会」、また「30周年記念パーティー」を企画いたしました。

 東日本大震災を乗り越え力強く歩まれている東北・松島の地に結集し、設立当時の志と原点を振り返りつつ、新たな歴史を紡いでいきましょう!

 皆様のご参加をお待ちしております。